鉄道模型と聞くと、何やら“子供のオモチャ”と想像する方が多いと思います。
日本においては、「鉄道模型=オモチャ」と理解されていますが、欧米で鉄道模型といえば“KING of HOBBY”と言われ、立派な大人の趣味として定着しています。
鉄道模型の社会的地位は日本とは全く逆なんです。
ここで鉄道模型について、少々・・・。
鉄道模型には、スケール(縮尺)によって車両の大きさが決まっています。
Nゲージ(線路幅が9mm)は有名ですが、他にもHOゲージやOゲージと呼ばれるものや、Zゲージという小さなカテゴリーも存在します。
主なゲージは以下の通りです。
5インチゲージ(127mm)
1番ゲージ(45mm)
Oゲージ(32mm)
HOゲージ(16.5mm)
Nゲージ(9mm)
Zゲージ(6.5mm)
一番上の5インチゲージは、ライブスチームと呼ばれる、よく鉄道イベントなどで子供達を後ろに乗せて、本物の蒸気機関車のように本物の石炭をくべて、シュッ!シュッ!と動いている小型SLですね。
HOゲージは、鉄道博物館の模型コーナーの大規模なレイアウトで走っていますし、Nゲージは、たいていの模型店で多くのスペースに車両が陳列されています。(^.^)
模型車両のボディーの材質は、プラスチック、真鍮(しんちゅう)、紙の大きく3つに別れます。
メーカーの量産品は、ほとんどがプラスチック製の車両です。
Nゲージにおいては、ほぼプラスチック製の車両がほとんどで、若干、真鍮製の車両が細々と存在しています。
HOゲージ以上になると、プラスチック製の車両の割合が少なくなり、真鍮製の車両が多くなります。
HOゲージクラスの大きさになると、金属で出来た真鍮製車両を持つと、ズシリとした重量感と金属ならではの質感で、とてもファンが多いですね。
職人さんが作った真鍮製のHOゲージ蒸気機関車などは、1台で数十万円するような、大変、高価な品になります。
しかし、真鍮で再現されたオール手作業のリアルなディテイルは、本当にスゴイの一言です。
職人技の素晴らしさを感じられる芸術品と言っても過言ではありません。(^.^)
また、厚めの紙を箱型に組んだ紙製の車両も愛好家の間で盛んに作られています。
骨組みに木材など身近な素材を使いながら、紙でボディーを製作していきます。
車両自体の強度は想像以上で、かなりしっかりとしています。
ディテイルもしっかりと工作するので、言われなければコレが紙でできているなんて、到底、考えられないですよ。(^.^)
実際の模型の運転は、家庭用電源を使用して、線路に電流を流すことでモーターが動く仕組みとなっています。
コントローラーを操作して、走らせたり停止させたりします。
コントローラーも、丸いツマミを回す簡単なものから、本物の運転台を模した本格的なものまで多くの種類があります。
ポイントの切り替えも手元のコントローラーを使って電動で遠隔操作が可能です。
この運転が、なかなかリアルなんですよね~。(^.^)
↑鉄道模型の現物を見るには、「鉄道カフェ」が良いですね。(^.^)
模型店では、なかなか車両を走らせるまではできません(一部の模型店は除きます)が、鉄カフェでは時間単位でお金を支払えば、お店の車両を借りてレイアウトでコントローラーを使って、実際に走らせることができます。
また、自分が所有する車両を持ち込んで走らせることも可能です。
電車好きな子供さんとお父ちゃんが仲良く鉄道模型を走らせている姿を見ることができますね。(^.^)
鉄カフェでは夜景シーンというものがありまして、車両のヘッドライトやテールライト、室内灯の点灯。レイアウトにある道路の街灯や建物の明かりがポワ~ンと付いて、これまた超リアルな風景になります。
鉄道模型でここまで夜景が表現できることに、初めて見る方はかなり驚くと思いますよ。(^.^)
鉄道ファン&鉄道模型愛好家は、かなりコアなマニアの集まりなので、なかなか入っていけないイメージがありますが、鉄カフェは誰でも入れる雰囲気ですね。
コーヒーを飲みながら、走り行く列車を眺めるのも面白いかと思います。
男性は、結構、プラモデルやラジコンなどが好きな方が多いので、一度行くと、結構、ハマるかもしれませんよ。(^.^)
↓大阪の鉄カフェをご紹介します。
●TETSU-Cafe
↑本格的なジオラマのレイアウトは、雰囲気が出ていて良いですね~。
このリアルさが、たまりませんなぁ。(^-^)