2008年09月01日
『大阪港立ち入り禁止問題』
ここ最近、一部メディアや釣りブログでも取り上げられている話題ですが・・・。
大阪港が全面立ち入り禁止になる可能性が出てきたとの内容です。
これにつきましては、大阪市港湾局のHPへどうぞ。
案件名、「大阪市港湾施設条例第9条第1項第4号に係る立入禁止区域の指定について」というのが大阪港港湾施設への立ち入り禁止要綱となるようです。
大阪市港湾局HP内、左端のメニューから「意見公募手続き」→「大阪市港湾施設条例第9条第1項第4号に係る立入禁止区域の指定について」の順でクリックして内容をご覧ください。
●公募案件の概要は★こちら★からどうぞ。
●立ち入り禁止区域案は★こちら★からどうぞ。
●参考法規は★こちら★からどうぞ。
大阪市港湾局案では、大阪・北港、舞洲から南港、それに隣接する地域が対象となっています。
これらの中には、釣り人にはよく知られた釣りポイントも含まれています。
まず、これらの釣りポイントは立ち入り禁止になると考えられます。
今回の大阪市港湾局のこの指針が出された背景を考えますと・・・。
対テロ対策やSOLAS条約の絡みもあるでしょうが、どちらかと言えば、一般人(一般市民から釣り人までを含む世間一般)が港湾施設で引き起こす、様々な悪害などでしょう。
このあたりは、参考法規の内容を見てみれば分かります。
1.施設を損傷し、又は汚損すること
2.土砂、ごみその他これらに類するものを投棄すること
3.貨物、自動車その他の物件を放置すること
(大阪市港湾局、港湾施設条例(抄)から一部を抜粋)
上記、1と2の内容については、釣り人が引き起こしている釣り場のゴミ問題に当てはまります。
(3については、貨物の違法駐車・係留、自動車の不法投棄などを差していると思われます。)
やはり、釣り人の悪態が原因になっている部分も多く含まれていると考えざるを得ません。
私も釣りをする一釣り人ですので、何とか立ち入り禁止措置に反対する立場で意見を投稿したいと考えています。
しかし、正直なところを申し上げますと、残念ながら、おそらく行政の意向が変わることは難しいとも考えています。
大阪港のみならず、大阪湾周辺(阪神間~泉州)の港湾施設の状況を見ると、やはり投棄されたゴミが本当に酷い状況です。
そのゴミの中には、若者が騒いだであろう花火や飲食物の残骸などもありますが、仕掛けや釣り餌の袋、釣り糸、ケミホタル、飲食物の空袋や空き缶(←たいてい餌の空袋の隣りにあります)など、まず釣り人が出したと考えられるゴミが多いのは事実ですね。
昨年秋、神戸港・兵庫突堤の一部エリアにフェンスが張られ、立ち入り禁止になってしまいました。
明らかに釣り人のゴミ投棄&放置と港湾作業に支障をきたすということが原因になっていると思います。
(兵突のゴミは酷いですから・・・。クルマ横付けポイントというのも、港湾作業や大型トラックによる倉庫への物資搬入の邪魔になりますし・・・。)
これも釣り人が招いた結果です。
今後、この大阪港立ち入り禁止問題がどのような方向へ進むのか分かりませんが、釣り人は今一度、自分の日頃の行いを紳士に見つめ直す時だと感じます。
釣り場でゴミを捨てないというのは、もっとも基本的なことだと誰しも理解していると思います。
それが実践できていないというのは釣り人側のモラルやマナーの問題であって、港湾施設を管理する側にとっては何ら落ち度のない事です。
公共港湾施設で釣りをするというのは、現状、港湾施設関係者に“黙認”されているだけであって、当然、ひとたび問題が起これば立ち入り禁止になってしまうことは必至です。
釣り人も、自分達がどのような立場で釣りをしているのか・・・また、いかに危うい場面で釣りをしているのかということをどこかで忘れてしまっている部分があると思いますね。
釣り場のゴミ問題解決は、実はそんなに難しいことではないと考えています。
釣り人が“自分で出したゴミは自分で持ち帰る”ということを徹底すれば良いのです。
一人一人の心掛け、一人一人のモラルある行動で解決できる問題だと思います。
泉南や和歌山市周辺の清掃協力金を徴収する漁港などでは、ゴミの放置が幾分少ないように感じます。
ゴミ箱が設置されていて、それを管理する人がいるということがゴミ放置の少なさに繋がっていると思います。
ゴミ箱設置などのゴミを捨てる環境整備と、それを監視・管理する人の目があれば、釣り人はきちんとゴミの始末をするということでしょう。
ただ、大阪港の釣りポイント(南港魚つり公園は除きます)は、このような釣り場を直接管理する人の目はありません。
釣り人には、より高いモラルが求められると思います。
これを機に、私も自分で出したゴミは持ち帰るよう今まで以上に徹底します。
自分が釣っていた周辺に落ちているゴミも拾って持ち帰るようにします。
サビキ釣りでアミエビをこぼした跡、イカの出した墨跡は、きれいに洗い流して帰ります。
最低限、これだけは守りたいと思います。
こうした一人一人の小さな積み重ねが、釣り場保全に繋がると感じます。
また、落水事故防止やライフジャケット着用などの安全面の確立。
現状の立ち入り禁止場所へ侵入して釣りをしないなども、合わせて徹底しなければ・・・。
釣りをされる方のブログで、ゴミ問題やモラル、マナーを考えさせられる記事をよく拝見します。
このような問題意識を提起する動きが、より大きなムーヴメントになることを期待しております。
そして、大阪港に太公望が楽しめる釣り場が残ることを望んでおります。
大阪港が全面立ち入り禁止になる可能性が出てきたとの内容です。
これにつきましては、大阪市港湾局のHPへどうぞ。
案件名、「大阪市港湾施設条例第9条第1項第4号に係る立入禁止区域の指定について」というのが大阪港港湾施設への立ち入り禁止要綱となるようです。
大阪市港湾局HP内、左端のメニューから「意見公募手続き」→「大阪市港湾施設条例第9条第1項第4号に係る立入禁止区域の指定について」の順でクリックして内容をご覧ください。
●公募案件の概要は★こちら★からどうぞ。
●立ち入り禁止区域案は★こちら★からどうぞ。
●参考法規は★こちら★からどうぞ。
大阪市港湾局案では、大阪・北港、舞洲から南港、それに隣接する地域が対象となっています。
これらの中には、釣り人にはよく知られた釣りポイントも含まれています。
まず、これらの釣りポイントは立ち入り禁止になると考えられます。
今回の大阪市港湾局のこの指針が出された背景を考えますと・・・。
対テロ対策やSOLAS条約の絡みもあるでしょうが、どちらかと言えば、一般人(一般市民から釣り人までを含む世間一般)が港湾施設で引き起こす、様々な悪害などでしょう。
このあたりは、参考法規の内容を見てみれば分かります。
1.施設を損傷し、又は汚損すること
2.土砂、ごみその他これらに類するものを投棄すること
3.貨物、自動車その他の物件を放置すること
(大阪市港湾局、港湾施設条例(抄)から一部を抜粋)
上記、1と2の内容については、釣り人が引き起こしている釣り場のゴミ問題に当てはまります。
(3については、貨物の違法駐車・係留、自動車の不法投棄などを差していると思われます。)
やはり、釣り人の悪態が原因になっている部分も多く含まれていると考えざるを得ません。
私も釣りをする一釣り人ですので、何とか立ち入り禁止措置に反対する立場で意見を投稿したいと考えています。
しかし、正直なところを申し上げますと、残念ながら、おそらく行政の意向が変わることは難しいとも考えています。
大阪港のみならず、大阪湾周辺(阪神間~泉州)の港湾施設の状況を見ると、やはり投棄されたゴミが本当に酷い状況です。
そのゴミの中には、若者が騒いだであろう花火や飲食物の残骸などもありますが、仕掛けや釣り餌の袋、釣り糸、ケミホタル、飲食物の空袋や空き缶(←たいてい餌の空袋の隣りにあります)など、まず釣り人が出したと考えられるゴミが多いのは事実ですね。
昨年秋、神戸港・兵庫突堤の一部エリアにフェンスが張られ、立ち入り禁止になってしまいました。
明らかに釣り人のゴミ投棄&放置と港湾作業に支障をきたすということが原因になっていると思います。
(兵突のゴミは酷いですから・・・。クルマ横付けポイントというのも、港湾作業や大型トラックによる倉庫への物資搬入の邪魔になりますし・・・。)
これも釣り人が招いた結果です。
今後、この大阪港立ち入り禁止問題がどのような方向へ進むのか分かりませんが、釣り人は今一度、自分の日頃の行いを紳士に見つめ直す時だと感じます。
釣り場でゴミを捨てないというのは、もっとも基本的なことだと誰しも理解していると思います。
それが実践できていないというのは釣り人側のモラルやマナーの問題であって、港湾施設を管理する側にとっては何ら落ち度のない事です。
公共港湾施設で釣りをするというのは、現状、港湾施設関係者に“黙認”されているだけであって、当然、ひとたび問題が起これば立ち入り禁止になってしまうことは必至です。
釣り人も、自分達がどのような立場で釣りをしているのか・・・また、いかに危うい場面で釣りをしているのかということをどこかで忘れてしまっている部分があると思いますね。
釣り場のゴミ問題解決は、実はそんなに難しいことではないと考えています。
釣り人が“自分で出したゴミは自分で持ち帰る”ということを徹底すれば良いのです。
一人一人の心掛け、一人一人のモラルある行動で解決できる問題だと思います。
泉南や和歌山市周辺の清掃協力金を徴収する漁港などでは、ゴミの放置が幾分少ないように感じます。
ゴミ箱が設置されていて、それを管理する人がいるということがゴミ放置の少なさに繋がっていると思います。
ゴミ箱設置などのゴミを捨てる環境整備と、それを監視・管理する人の目があれば、釣り人はきちんとゴミの始末をするということでしょう。
ただ、大阪港の釣りポイント(南港魚つり公園は除きます)は、このような釣り場を直接管理する人の目はありません。
釣り人には、より高いモラルが求められると思います。
これを機に、私も自分で出したゴミは持ち帰るよう今まで以上に徹底します。
自分が釣っていた周辺に落ちているゴミも拾って持ち帰るようにします。
サビキ釣りでアミエビをこぼした跡、イカの出した墨跡は、きれいに洗い流して帰ります。
最低限、これだけは守りたいと思います。
こうした一人一人の小さな積み重ねが、釣り場保全に繋がると感じます。
また、落水事故防止やライフジャケット着用などの安全面の確立。
現状の立ち入り禁止場所へ侵入して釣りをしないなども、合わせて徹底しなければ・・・。
釣りをされる方のブログで、ゴミ問題やモラル、マナーを考えさせられる記事をよく拝見します。
このような問題意識を提起する動きが、より大きなムーヴメントになることを期待しております。
そして、大阪港に太公望が楽しめる釣り場が残ることを望んでおります。